「Kobe Mural Art Project」 実行委員会 代表の秋田大介です。

みなさんMural Art(ミューラルアート)って知ってますか?ミューラルとは壁のことで、要するに壁画のことです。ストリートアートのひとつです。
もう一つGraffiti(グラフィティ)という言葉もあります。明確な定義はないみたいですが、ここでは壁面の所有者の同意のもと描くものをMural、同意を取らずに描くものをGraffitiとしています。

Mural Artってすごいんです!カッコいいんです!って語りたいですが、それはプロジェクトを進めながらみんなでしたいと思います。

是非、下記のフェイスブックグループに参加してください!

神戸ミューラルアートプロジェクト 参加・応援メンバーという

Facebookグループを立ち上げております!随時、そちらで情報を配信しております!

https://www.facebook.com/groups/879742595775036/


まずは自己紹介させてください。


私の本業は、神戸市職員で、企画調整局つなぐ課の特命課長です。
都市計画が専門の技術職員で、神戸のまちづくりにおいて、たくさんの人を巻き込みながらまちの将来像を描いてきました。

関わった市のプロジェクトは、三宮バスターミナルの整備、三宮駅前を中心とした都心部の将来ビジョン作成プロジェクト、1000 SMiLE Project(市民協働型都市プロモーション)、などがあります。これまで関わっていただいたみんなとの繋がりを大事に生かしています。

また、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトの副理事長を副業でしています。「つなぐ課」が組織される前から、市民の方や事業者と行政をつなぐ活動をライフスタイルとしており、いろんな市民プロジェクトのサポートを行ってきました。NPOの活動もこの延長線上にあります。 

公務員っぽくない思考・行動、そしてストリートダンサーという経歴から「変態公務員」や「踊る公務員」、「野良猫公務員」などの愛称で呼ばれたりします。危険な人物ではないです・・・

(参考:「地域に飛び出す公務員アワード2018」受賞、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」受賞)


この度の「Kobe Mural Art Project」は公務員の立場ではなく、民間の仲間と一緒になって個人として発足させました。市の事業ではないのでクラウドファンディングで資金を集めることになりました。一緒に神戸のアートシーンを盛り上げてほしいと思います。よろしくお願いします!


このプロジェクトで実現したいこと

(※写真は神戸でPOW!WOW!JAPAN開催時制作したミューラル)

神戸の街に子供から大人まで楽しめるアートをたくさん増やしたい。街中でアートと気軽に触れる機会を増やし市民とアートとの関りを高めたい。世界中のアーティスティックな若者が集い交流する都市にしたい。それができるのはMural Artだ!
そんな思いから「Kobe Mural Art Project」実行委員会を発足しました。

これから神戸の街を中心にミューラルアート(壁画)をたくさんの人と一緒になって増やすプロジェクトを仕掛けていきます。


第一弾として、「神戸市役所2号館ありがとうプロジェクト」を開催します。

1957年から60年以上、1995年の阪神淡路大震災から25年間、神戸市役所の庁舎として活用されてきた2号館が2020年秋に解体される予定です。これまで頑張ってきたこの建物に感謝してお別れしたいという思いもあり、市職員の方々やこの庁舎を訪れてきた市民の方々とともに最後に華やかなアートイベントで楽しもうとプロジェクトを立ち上げました。

内容は
①2号館の南北の壁(10m×30mくらいの大きな壁面2か所)にミューラルアートを描く、

②庁舎内でアートギャラリーやストリートアートのカンファレンスを開催する、

③庁舎内にみんなでお別れのメッセージを書く場を設ける、

④庁舎内で水鉄砲にカラーインクを入れて撃ちあうイベントを開催、

を予定しています。


プロジェクトを立ち上げた背景

日本ではアート活動をしても生活費を稼ぐようになる人はごくわずかです。
アーティストがアート活動によってきちんと対価を得て暮らせるようになるためには、それを取り巻く街の人たちがアートに対する造詣を深めていき、街としてアートを楽しみアーティストを育てていく文化の醸成が必要だと思います。

みんなで一緒になって街中にミューラルアートを増やし、神戸の街に子供から大人まで楽しめるアートを増やすことで、アーティストが評価されるまち、市民によってアーティストが育てられる文化が醸成されたまちを実現させたいと考えています。

神戸市役所の2号館が2020年秋に解体される予定です。これをチャンスと捉え、市のシンボル的な建物である庁舎にミューラルアートを入れることができれば、多くの人にアートに触れる機会を提供できると考えました。

またみんなで一緒になって支援し、そのアーティストにきちんと対価を支払うプロジェクトにできれば、今後、アーティストを正当に評価し、育てていく文化が醸成されるきっかけになるのではと考えたのです。

もう一つは62年間も市の庁舎として使用され、震災後も一部解体されながらも25年間使用され続けた2号館に感謝を示し、お別れのイベントを開きたいという思いもあります。


実行委員会メンバーのこれまでの活動

(※写真はPOW!WOW!JAPANでのミューラル制作風景、左Jeff Gress & Jasper Wong、 右Luise Ono )

・ミューラルフェスティバルPOW!WOW!JAPANを2015年から東京天王洲アイルでスタート。
・その後、地元神戸に拠点を戻し、2016年六甲アイランドのカネディアン・アカデミイを中心に、POW!WOW!JAPANを開催しました。カネディアンの校内以外でも、デカパトス、Gスケートパーク、ファッションマートなど島内のさまざまな民間施設、公営施設にミューラルアートを描きました。

(※写真は神戸でPOW!WOW!JAPAN開催時制作したミューラル。左からYoheyy, Whole9, Slick)

・2017年港都神戸芸術祭の関連プロジェクトとしてPOW!WOW!JAPANを開催しました。神戸のウォーターフロントを中心に、メリケンパーク、センタープラザ、センタープラザ西館、ハーバースタジオ、元町のオフィスビルなどでミューラルアートを描きました。

・2018年も神戸メリケンパーク、ハーバースタジオのミューラルアートを更に制作し、2019年には沖縄での開催となりました。

・2019年大阪道頓堀の河川管理通路にて、180(ワンエイティー)というアート系ベンチャー企業が南海電鉄と組んでウォールシェアという仕組みを実験的に導入しミューラルアートを多数描いています。今現在もその数を増やしています。


「Kobe Mural Art Project」実行委員会メンバー

神戸市企画調整局つなぐ課 特命課長 秋田大介(あきただいすけ)【代表】

POW!WOW!JAPAN! ディレクター 岡本絵美里(おかもとえみり)

WALL SHARE株式会社 代表取締役 川添孝信(かわぞえたかのぶ)

(株)ARIGATO-CHAN 代表取締役社長 坂野雅(ばんのまさし)

180(ワンエイティー)株式会社 代表取締役 上仲昌吾(うえなかしょうご)


資金の使い道

費用の内訳
イベント費用として350万。キャンプファイヤーに支払う手数料やお返しの品を考えて500万を想定。
のうち、250万円をまずは集めていきたいと思っております。

※イベント費用としてはまだ足りないので協力してくれる企業や民間の補助金など他の方法でも資金を集める予定です


最後に

このプロジェクトはみんなが少しずつアーティストフィーを負担しながらみんなの力でミューラルアートを街に実装することで、たくさんの人にミューラルアートに触れてもらい、楽しんでもらい、「アートって楽しい」「アートって面白い」と思ってもらうことが目的です。アートを気軽に楽しみ、アーティストをリスペクトし応援する。

そんな文化が醸成されていけば、もっと神戸は五感で楽しめる素敵な街になると確信しています。

・市役所庁舎の壁にミューラルアートが描かれるということは、そのための大きな一歩だと考えます。最もハードルが高いであろう庁舎をストリートアートで飾る。このことで神戸の街としての大きな意思表示になるのではと思っています。

・このプロジェクトをきっかけに神戸の街全体がアートを楽しみアーティストを応援する雰囲気で満たされれば、たくさんのアーティストがこの街を訪れ、この街で活動し、この街で住むことにつながると考えています。海と山を代表する自然、おいしいグルメがそろう街にさらに五感が刺激されるアートを加え、アーティスト、クリエイターが集い、交流する街を支援者のみなさんとつくっていきたいと思います。

https://www.instagram.com/kobemuralartproject

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